まるで恋文を書くように
広告がラブレターといわれたのは昔のこと。
世の広告は「好きになって」と声高に叫ぶ雑音ばかり。
そう揶揄されてもなお愚直に
「広告はラブレターである」と信じて表現技術を磨いています。
痙攣的な笑いやギミックで気を引くのは得意ではありません。
送り主の想いと魅力をあらゆる方向から掘り下げ、
想いを届けたい相手について思慮を巡らせる。
温もりと厚みがあり、手触りが複雑な文章を練り上げ、
時にはハッとさせたり、くすっとさせたりするような表現方法を探す。
きちんと受け取ってもらえるように渡し方や渡すタイミングを考える。
恋文の代筆業ーーそれが天職だと自負しています。
お仕事のご縁をいただいたことに感謝して
大切な人に想いが届くようにと祈りながら
いつも心をこめて恋文をしたためています。